10月8日(土)に新原信幸さんの圃場で、重永後若葉会の皆さんが古代米の
稲刈りをされました。
新原さんによると、この古代米は15年ほど前に淡路島へ家族旅行をした際に
もらった5種類の種もみのうち、この地に適している2種類の品種を毎年植え
ておられるそうです。
本来ならもう少し先で稲を刈るほうが収量が増えるそうですが、しめ飾り用の
藁を取るのが目的なので「見栄えの良い藁」と「ある程度の米の収量」の両方
が取れる絶妙なタイミングで稲刈りの日を決めているとのことでした。
今年も皆さん、慣れた手つきで次々に稲を刈り取られていましたが、背が高く
株張りのよい古代米の稲は硬くて丈夫なので、「カマをめがんようにせーよ~」
と声かけをされていました。
皆さんも、「藁が長すぎて、いたし~」「あ~!腰が痛い」と言いながらも、
頑張って刈っておられました。昨年より面積が増えており、思ったより時間が
かかったようですが、昔の体験談に花を咲かせながらしんどい作業に精を出され、
予定通り「はで架け」まで終了されました。
「古代米のもちは、ねばりがあっておいしい」と大好評で、もちや赤飯にして配り、
大変喜ばれているそうです。
また、藁はしめ縄の材料として、老人クラブやふれあいサロンで指導される自宅用
のほか、西大田内にある神社の大しめ縄にも使われています。
手間暇かけてお世話をしてくださっている新原さんと、若葉会の皆さんに感謝したい
と思います。