9月19日の敬老の日に台風が来るということで、敬老の日の記念品は、急遽、
前日の18日(日)に役員さんを中心に配付していただきました。
今年は賀茂西の和田貞司さん(90歳)、ミヨコさん(90歳)ご夫妻を取材し
ました。インタビューの内容はつぎのとおりです。
Q)お二人は、お互いにどんな存在ですか?
貞)ありのままお互いに気をつかうこともなく、平凡に暮らしているだけです。
ミ)そこにいるのが当り前の、空気のような存在です。
Q)楽しみは何ですか?
ミ)孫やひ孫が、盆と正月に顔を見せてくれるのがうれしいです。
貞)皆が集まるのは楽しみですが、最近はコロナ禍でなかなか会えないので、
孫にもらった猫のミーを孫達の代わりにかわいがっています。
Q)「元気のもと」は何ですか?
貞)毎週土曜日に西大田ふれあい広場に行って、グラウンドゴルフをしてい
ます。仲間の皆さんの顔を見ると元気が出ます。
ミ)月に2回「さわやか」(閉じこもり予防教室)に行って楽しく過ごして
います。
Q)「趣味」は何ですか?
貞)庭木の剪定です。サツキの咲く時期はとてもきれいなので、見に来て
ください。ぶどうも、趣味程度につくっています。
ミ)バイクに乗っていた頃はあちこちに出かけて色々やっていましたが、
免許を返納してからは長く続けた「ちぎり絵」もやめてしまい、コロナ禍
になってからは益々出かけなくなりました。読書や、庭木の周りの草取り
が趣味みたいなものです。
Q)「楽しかった思い出」を教えてください。
ミ)5~6年前に東京で孫の結婚式に出た際に、人力車に乗せてもらったり、
スカイツリーなどの東京見物をしたのが最近では1番の思い出です。コロナ禍
の前で幸いでした。
貞)若い頃から2人であちこちツアー旅行に参加していたので、旅行の楽しい
思い出がいっぱいあります。
Q)お互いに「伝えたいこと」は何ですか?
貞)これからも元気で、一緒に平凡に過ごしたいです。
ミ)「健康第一」で、元気でいてもらいたいです。これまで大病をしなかった
のが、一番ありがたいことです。
Q)今、「幸せ」ですか?
ミ)はい。戦後の大変な頃のことを思うと、今は夢のような生活です。
貞)子育ての頃は一生懸命がむしゃらに生きてきましたが、今は冥途の土産が
背負えないくらいあり「幸せ者だろう」と、よく2人で話しています。
Q)若い人達に伝えたいことがありますか?
貞)今、できることを精一杯やって、「また、今度」と先回しにせず、今を
楽しんでほしいと思います。
ミ)今はコロナ禍で出かけることが難しいですが、収束したら、多少無理を
してでも旅に出かけることをお勧めします。楽しい思い出がいっぱいあると、
「幸せな人生だった」と振り返ることができますよ。
自然体でおだやかに生きてこられたお二人のお話から、「夫婦円満」が健康
長寿の秘訣ではないかと感じました。
これからも、末永くお幸せにお過ごしください。

