福祉課主催の筋トレ教室は、6月いっぱい体育館で実施されることになっていま
したが、急な梅雨明けで危険な暑さとなったため、6月30日の教室は冷房完備の
ふれあい棟で開催されました。
講師の青原トレーナーは、運動開始前に「熱中症の予防」について、詳しくお話
されました。
熱中症はコロナと違い、対策をとれば必ず防ぐことができる。中には「水を大量に
飲むのがしんどい」と言って飲むことを拒む方がおられるが、もし熱中症になって
しまったらもっとしんどいし、命にも関わる。1回の水分補給で吸収できる量は150
~200㎖(コップ1杯程度)であり、それ以上にしんどい思いをして飲んでも、結局、
尿として排泄されてしまうので、習慣になるまで「ちょびちょび、再々」1日2リットル
を目標に飲みましょう!と、のどが渇く前に飲む意義や飲み方についてわかりやすく
解説されました。
今回の筋トレは、椅子に座ったままテニスボールを床についてキャッチする動きを
中心に、指導に従って様々なボール運動をするうちに体幹が鍛えられ、身のこなしが
よくなるというトレーニングで、ボールがあちこちに転がって行くたびに悲鳴や笑い
声が起こっていました。なかなかボールが思うようにキャッチできませんでしたが、
「この運動を続けた杖歩行の高齢の方が、やがて転倒することがなくなったばかりか、
今ではジョギングをされている」という実例を聞き、皆さん、俄然やる気がわいたよう
でした。
参加者同士のおしゃべりでリフレッシュし、青原トレーナーからの様々な問いかけで、
筋力だけでなく頭も鍛えられる筋トレ教室に、暑くても皆さん、熱心に通われています。